注文住宅の強みは設計の自由度が高いこと!でも間取りはどうやって決めればいいの?

注文住宅の強みは設計の自由度が高いこと!でも間取りはどうやって決めればいいの?

誰もが憧れてやまない住まいがあります。
それが注文住宅という住まいなんです。
これは施主の希望を全て叶えるオールカスタマイズの住まいであって、非常に満足度の高い住宅であるのです。
それでいて注文住宅は設計の自由度が非常に高く、大手ハウスメーカーでは決して販売しないような個性が光り独特の感性のデザイナーズな住まいを実現することも可能です。
しかし素人の施主が間取りを決めるのは思っている以上に難しいことです。
この場合、設計士やデザイナーとよく相談し、家族構成やライフスタイル、それぞれの好みや価値観などをすべて話して決めてもらうと良いでしょう。
家族団らんを重視する家族なのか、それとも個人個人のプライベートな時間を重要視する家庭なのかによって全く間取りも異なってきます。
そして子供たちが大人になって独立していき、老後二人になったときでもリフォームしやすいような設計にあらかじめしておいてもらうことも大事であると言えます。

注文住宅を検討してから完成するまでの時間軸

注文住宅を建てたいが何も知識がなくて踏ん切りがつかないという方が多いことと思います。
知識がなくてもハウスメーカーなどの専門家がリードしてくれますが、注文主も大まかな時間軸を頭に入れておくことで安心できます。
まず家族での話し合いや資金計画などの準備段階で1ヶ月から3ヶ月ほど要します。
ハウスメーカーを比較検討し、決定するまでに1ヶ月から3ヶ月ほどです。
申し込みと仮契約と間取り決定や見積もり作成と仕様決定など、ハウスメーカーとの話し合いで1ヶ月から4ヶ月とみます。
請負契約や確認申請や併願申請や色決めなど経て、本契約に1ヶ月と考えて良いでしょう。
必要であれば解体工事、地番調査と地番改良と地鎮祭で1ヶ月ほど。
着工して基礎工事から始めて住宅本体の工事を終えて2ヶ月から6ヶ月で竣工です。
完了検査と手直し工事や外構工事を経て1ヶ月で引き渡しです。
このような工程が一般的で、早ければ8ヶ月で注文住宅が完成します。
一生に一度の大きな買い物で不安も多いことと思いますが、大まかな流れが分かっていれば安心して夢の注文住宅への一歩を踏み出すことができるはずです。

著者:渡吉春

筆者プロフィール

東京都町田市生まれ。
一級建築士として数多くの注文住宅を手掛ける。
自分の経験を基に注文住宅の記事をまとめました。